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ブックレビュー: OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法(クリスティーナ・ウォドキー 著)

どーも、ガジュマルです。滅多に更新されないブックレビューのお時間です。

 本日は、「OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法」について、書きたいと思います。


 

OKRは"Objective and Key Result"の略で、会社の規模を問わず、シリコンバレーの数々の成長企業で取り入れられた目標管理の方法です。あのグーグルやジンガなどでも採用されているフレームワークだとか。

本の前半は、ある架空のスタートアップを舞台にストーリーが展開され、OKRを取り入れ、成長を手にしていく姿を通して、よくある失敗やOKRを導入する上でのポイントを教えてくれます。

本の後半では、具体的なフレームワークや導入に向けたメソッドを細かく教えてくれます。

これまでの目標管理の問題点は、目標設定とその達成度がインセンティブに結びついているケースが多く、そのため、従業員は達成可能なハードルの低い目標を設定しがちになってしまうという。一方でOKRでは、Objectiveに大胆な目標を設定し、それを達成したかを図る指標として、Key Resultを用いるといいます。ポイントは、Objectiveは数値などを含まず、定性的なもの、Key Resutlには計測可能な定量的な数値目標を設定することとされています。特にKey Resultは自信度が50%の達成が早々簡単ではない目標を設定することで、従業員がその目標達成にフォーカスし、無意識に優先度の低い作業に時間を割いてしまわないような仕組みになっています。

このOKRを1週間単位で、チームでレビューし、金曜日には達成を祝うDemo Dayを開催し、お祝いする、そうすることで皆が会社の前進を感じることができ、モチベーションを高く保てることができるという。

これは確かに仕組みとして定着すると、各個人のエンゲージメントが高まり、モチベーション高く仕事に取り組めるんだろうな、という感覚はある。一方で適切なObjectiveを会社の方針に沿って設定し、難しすぎず、簡単すぎないKey Resultを設定するには経験と試行錯誤が必要なんだろうな、と感じる。

 

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